昨年9月にJ-TREC横浜事業所に入場し相鉄対応化などの各種改造を受けていた3000系3008Fが3月31日に同所を出場し、逗子から八王子経由長津田までの甲種輸送が行われています。
休暇を取ることが出来たので出撃してきました。
J-TRECへの入場が相次いでいる3000系ですが、2022年度に予定されている東急新横浜線の開業・相鉄線への直通運転開始に向け対応改造と8両編成化(外部リンクPDF)に向けた準備が順次行われています。3008Fは一連の改造の第1陣となります。
逗子~新鶴見間は新鋭機関車DD200-6が牽引
DE10などを置き換える目的で去年から量産車が投入されている形式で今後東急甲種を牽く機会が増えそうです。
③3208
VVVF(1C8M:東芝製)を搭載
②3258
SIV・コンプレッサー・蓄電池を搭載(SIV本体は山側)
①3008
ATCを搭載していましたがATC/S/Oを統合した機器箱に換装されています。
屋根上に目をやるとアンテナが2本増設されています。(写真のうち1本は空調機の裏に隠れています)
⑥3108
こちらもATC機器箱が新品になっているほか、アンテナも2本増設されています。
山側にも新品の機器箱があるようですが観察できず・・・
⑤3408
VVVF(東芝製:1C4M)を搭載
④3508
SIV・コンプレッサー・蓄電池を搭載
中間車のうちこの車両だけモーターを搭載しないT車であり、8連化時に電装できる設計になっているはずですが台車を見る限りM車化が行われた形跡はありませんでした。
反射が酷いですが・・・
LCD画面が2つ追加されています。
こちら観察はできなかったのですがツイッターなどによると運転台は大幅に手が加えられた模様でかなり多くの部分が新品に入れ替わっているようです。
客室内は案内用LCDが設置された以外はおおむね原型をとどめている模様。(座席や内装材などはそのまま)
更新されたATC機器箱(三菱製)
先頭車の共通機器箱
伝送系が入っているものとみられる箱ですが表面が清掃されており手が加えられた模様?
連結面
ビニールで養生された栓がありこのあたりも手が加えられた模様です。
相鉄対応化改造の3000系一覧
①3008F 19.9.6~20.3.31 J-TREC
②3010F 19.11.15~ J-TREC
③3012F 20.2.12~ テクノ
④3006F 20.3.13~ J-TREC